運営者紹介
さむらい行政書士法人(関東・東海地区)
よこぜき行政書士事務所
運営者 経歴
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横関 雅彦 1970年生まれ 千葉県木更津市出身 早稲田大学政治経済学部卒 2009年 某大手電機メーカーを退社 2009年 旅行業及び貿易業の株式会社旅晴好(ろはす)設立 2015年 よこぜき行政書士事務所開設 |
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代表行政書士 挨拶
よこぜき行政書士事務所のホームページ「民泊の教科書」へお越し頂きありがとうございます。
行政書士の横関と申します。
当事務所では、旅館業・特区民泊・住宅宿泊事業の申請や届出のサポートをおこなっています。
こちらのホームページにお越し頂いた方は、「民泊を始めたいけれど、何から始めたらいいのかわからない」「旅館業と住宅宿泊事業の違いって何?」などなど、いろいろな思いを持たれて、このサイトに辿りつかれたのだと思います。
これから起業して民泊事業を始めたいという方、事業展開の一つとして民泊を検討されている方など経営者の方も多いのではないでしょうか。
私自身、2009年に起業してから、今まで経営者としてなんとかやってきました。
行政書士という立場と同時に会社の経営者でもあります。
ですから、同じ経営者という目線でお付き合いできればと思っています。
私が起業した当初「自分がどんなビジネスをするべきなのか」が定まらず、右往左往しながら失敗を重ねました。
私が起業してから今に至るまでの失敗と、失敗によって得た経験などをふまえて、経営者としての私の自己紹介をしたいと思います。
旅行会社の立上げ
サラリーマン時代は大手電機メーカーで海外営業と貿易の仕事を担当していました。
しかし、2009年にそれまでのメーカーでの仕事とは全く関係の無い「株式会社旅晴好(ろはす)」という旅行会社を設立しました。
旅行業の経験が全く無いのに、何故旅行業を始めたかというと、実は深い理由はないんです。
楽しそうだったので(笑)
旅行業を始めるのに、旅行業務取扱管理者という資格が必要ということも知らず、慌てて勉強して、運よくその年に合格しました。
旅行業界で働いている方から見たら信じられない行動だったと思います。
根拠の無い自信にあふれた日々
旅行業の経験が全くない素人でありながら、何故かうまくいくという根拠の無い自信にあふれていました。
「どんなお客さんが来るかな」とか毎日ワクワクしながら会社設立の準備をしていたのを覚えています。
で、始めてみると、当たり前の話しなのですが、全くお客さんが来ない毎日でした。
冷静に考えると、全く実績もなく、誰にも知られずに兵庫県で一人でやっている会社にツアーの申し込みをする人なんている訳がないですよね(笑)
何故かそんなことにも気がつかずに旅行業を始めてワクワクしていました。
しかし現実は、全くお客さんが来る気配がなく、何もすることがない毎日でした。
ぼーっとしていても仕方が無いので、集客のためにホームページを作ろうと思ったのですが、当時のホームページは非常に高くて、全くお金が無い私の会社では作ることが出来ませんでした。
お金はありませんでしたが、時間はいくらでもありました。
そこで、自分でホームページを作るためにプログラムの勉強を始めることにしました。
(それが将来自分のビジネスの柱になるとは、当時は夢にも思っていませんでしたが・・・。)
和菓子ツアーの立ち上げ
私のように知識も経験もない旅行会社は「何かに特化」しなければ集客はできないと思い、「自分の好きな和菓子に特化したツアーはどうだろう」と考えてホームページを作りました。
それがこの『和菓子で楽しむ京都』のサイトです。
当時たまたまホームページを見た新聞社の方から取材を申し込まれて、その後もラジオへ出演オファーなどもあり、少しづつお客さんも増えてきました。
お客さんが増えてきたのは良かったのですが、ここで致命的な発見をしたのです。
私の企画したツアーは和菓子好きの相当マニアックなお客さんしか参加されません。
「今年は不作で丹波大納言の粒が小さい」とか「○○のお店は洛中洛外図屏風の右端に書かれているくらい古いお店ですよね」とか、質問や会話も超マニアックなものでした。
ですから、相当和菓子に精通していないとアテンドが出来ないので、アルバイトを雇えないのです。
「アルバイトを雇えないので1日1組しか受けられない!」
「ほとんどが土日の申し込みなので、平日は収入がない!」
「土日はたくさん申し込みがあっても1組以外は断らなければならない!」
収益の出る仕組みの重要性
実際に集客が出来るようになって、初めてこの事実に気がついたのです(笑)
笑い話のような話しですが、意外と私の事務所に起業相談をいただくご相談者の方にもこういった例はあります。
「ニッチな市場を狙う」というのは小規模の会社にとって非常に重要なことですが、「ニッチな市場を狙うだけではいけない」ということを痛感しました。
この経験から、新しい事業をおこなう際に「自分の強みを活かしたニッチな市場で、かつ収益を作れる仕組が確立できるか」を判断することの重要性に気がつきました。
※現在は旅行業は行っておりません。
中国との貿易
これでは家族は養っていけないということで、今度はサラリーマン時代に中国で仕事をしていた経験を活かして、企業向けの視察ツアーを始めました。
これは順調に伸びていき、視察ツアーに参加してもらうために、中国から輸入できる面白そうなものをいろいろ提案していました。
ある商品をお客様に提案した時に、こんなことを言われました。
「そんなに良い商品だったら、なんで自分で貿易が出来る横関さん自身が輸入して売らないの?本当は儲からないって思ってるんじゃないの?」
このお客様に言われた一言が、私の大きな転機となりました。
「そうか!なんでこんな良い商品を人に勧めてるんだ!気が付かなかった!俺が自分でやろう!」と。
早速自分でネットショップを作って、中国からの輸入品の販売を始めました。
「灯台もと暗し」と言いますが、「お客さんによい案件を提案することが仕事」と思いこんでいると、自分自身でその仕事をしようなんて考えつかないものなんですね。
目から鱗が落ちた気分でした。
1年後にその商品が年間で数千万円の売り上げとなり、やっと株式会社旅晴好(ろはす)も安定してきたのです。
「生殺与奪の権利」を他人に握られないようにする
私が販売していた輸入品は特殊な商品でしたので、「契約している工場以外からは仕入が出来ない商品」でした。
2013年からの急激な円安と中国の人件費アップで、工場から少しづつ値上げの要請があり、商品の値上げをせざるを得なくなりました。
売上も利益も最盛期からくらべるとかなり減ることとなりました。
そんなある日突然、製造元から「この価格でなければ輸出はしない」と一方的な大幅な値上げの通達がありました。
値上げを断れば、私の商売は終わってしまいます。
仕方なく値上げを承諾して輸入を続けました。
この時「私のビジネスを生かすも殺すも、生殺与奪の権利は他人に握られている」と感じました。
つまり「もう、あなたには売りません」と言われてしまえば、その瞬間から私のビジネスはストップしてしまうという事実をはっきり認識したのです。
この時に「今後は自分の『生殺与奪の権利』を他人に握られないビジネスをしなければいけない」と考えるようになりました。
為替も人件費も仕入価格も私自身ではどうすることも出来ません。
そこで、「出来る限り自分で売上や利益を管理出来るビジネス」を育てなければと思い、いろいろトライを始めました。
さらなる失敗の連続
次のビジネスを探さなければいけないという焦りから、失敗が続きました。
当時、スマートフォンの急激な普及にともなって話題になっていたスマホカバーや中国人向けの中古ブランド品販売などにも手を出して大火傷してしまいました。
輸入販売で出た利益を新しいビジネスでガンガン消費して疲弊するような時期が続きました。
何の方向性も持たず、自分の強みも活かさず、ただ「儲かる」という情報だけに踊らされてしまうと、どんな結果になるのかを身にしみて経験しました。
そこで、「自分の強みを活かすビジネス」という視点に立ちかえって、自分の知識・経験・人脈を一から整理して、自分の強みは何かを考えることにしました。
行政書士事務所の立上げ
その頃、仕事の関係で、偶然「行政書士」という仕事を知ることになりました。
私はこれまで、お金がなかったということもあり、会社設立登記、旅行業登録、古物商許可申請など、全て自分自身でやってきました。
契約書も専門書を何冊も読んで自分で許認可の申請書を作っていました。
こういった作業経験や、起業仲間がたくさんいることもあり、「行政書士」という職業は自分の強みを活かせるのではないかとと思うようになりました。
行政書士であれば、仕入もありませんし、為替も関係ありません。
自分が得意な許可申請の分野で集客さえできれば事業として成り立ちます。
そこから株式会社旅晴好(ろはす)の経営と並行して、行政書士の資格を取得し、よこぜき行政書士事務所を開設することにしました。
私の運命を変えたホームページでの集客
行政書士試験に受かって開業したからと言って、すぐに仕事が入るわけではありません。
既に知識も経験も豊富な沢山の行政書士の先生が営業しています。
私のような超後発の行政書士が仕事を取るには「ビジネスモデルの構築」が必須になります。
行政書士になった頃には、既に山ほどの事業失敗の経験から、自分のビジネスモデルを構築するためのコツは掴んでいたと思います。
いくつかの仮定をつくり、それを実証するために複数のサイトを作りました。
民泊の教科書
その複数のサイトの中でも私の事務所の運命を変えたサイトは「民泊の教科書」というサイトです。
2015年の10月頃にairbnbというサイトを知って、始めて「民泊」というビジネスを知りました。
興味を持って調べて行くうちに「これって、旅館業法に違反してないの?」という疑問を持つようになり、更に詳細に旅館業法や関連の法令を調べて行きました。
詳細を調べて行くうちに、民泊は新しいビジネスで日本では対応する法整備が出来ておらず、さまざまな問題が発生しているということも判りました。
「この民泊というビジネスはこれから大きなビジネスになるかもしれない!」と閃いて、2016年1月に「民泊の教科書」を作りました。
検索エンジンからのアクセス増加
民泊の教科書は2016年1月末に公開をしてから以下のようにアクセスが推移していきました。
とにかく泣きたくなるくらい時間をかけて記事を書きました。
にも関わらず、公開から約2ヶ月はほとんどアクセスがありません。
下のデータを見ても、4月頃からやっとアクセスが増え始めたのが判ります。
これは4月から民泊対策として旅館業法に関する条件の緩和があって「民泊」が話題になってきたからだと思います。
サイト開設から5ヶ月後には、1ヶ月間(2016年5月31日~6月29日)で私のサイトで見られるページの数が10万ページを超える程になりました。
私のサイトでは一切広告は使っていません。
朝と晩に記事を書き続けただけです。
サイト開設から5ヶ月後くらいには、ほぼ毎日問い合わせがくるようになりました。
最近は実務に追われて朝晩も記事を書く時間がなかなか作れないのですが、アクセス数は順調に伸びています。
このサイトをきっかけに、他の行政書士の先生ともご縁が出来たり、セミナーの講師の依頼や大手の会社との業務提携などのお話も頂くようになりました。
兵庫県の尼崎市でひっそりと運営している行政書士事務所に全国からお問合わせを頂けるようになったのは、まさにこの「民泊の教科書」というサイトのお陰です。
まとめ
長いプロフィールをお読み頂きありがとうございました。
成功されている経営者の方は、数億円の借金のようなものすごい失敗を重ねた後に、数十億円稼ぐようになった特大ホームランのような波乱万丈の経歴をお持ちの方も多いですよね。
私の場合、ひたすら地味な失敗を続けて、細かいヒットをいくつか打って、最近ほんの少しマシになったくらいの経歴なので恥ずかしいのですが、これが私の現在までの経歴です。
会社経営者と行政書士としての経験を活かして、少しでも他の経営者の方のお力になることができれば幸いです。
よろしくお願い致します。
行政書士
横関雅彦
事務所概要
事務所名 | よこぜき行政書士事務所 |
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行政書士 | 横関 雅彦 |
行政書士登録番号 | 15300952 |
宅地建物取引士登録番号 | (兵庫)第055552号 |
住所 | 兵庫県尼崎市東七松町1-11-13 |
営業時間 | 9:00~17:30 (土日祝休み) |
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